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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第37回 『過激な転校生』

早咲きと本咲きの実況板が双方とも「ようじょかわええ」で始まっていて笑いました。
芋ゴロ〜ンとか(*´∀`*)←釣られてる
あちらこちらの反応をみるに、八重視聴者皆さんの着火点はこんな感じになると思われます。
○ようじょ(なぜか平仮名らしい)
○中二
○天使の泣き顔
○啖呵を切るオトコマエな妻
○ツン→デレの瞬間
○クネ男
今回はこれらの要素がそろった萌え回でございました。


フィクションの世界においては、だいたい転校生の方がいじめの対象ですが、
それがアナタ(だれよ)、転校生たちの方がいきなりトップを糾弾するという!
突然やってきた、いけ好かないインテリ中二軍団の登場に大ブーイングの嵐!
ウゼーウゼーといいつつ、何だかんだと盛り上がったようでございます。
襄先生泣かないで(´Д⊂ヽ というツイも多かったんですけど、
「もっとやって頂戴」なS的空気も十分感じ取りました。
みんな待ってたんじゃないの、火種を!
前情報で八重と徳冨猪一郎の「襄先生の取り合い戦」が起こると聞いたので楽しみしていたんですが、
猪一郎が案外するりと落城してしまい、そこはちょい残念であります。


しかし中二バンドの言い分も分かるんですよねえ。
故郷を捨てて身一つでやってきたわけですから命がけというか、
学問と教義を請う情熱がもともとの学生たちと全然違う。
こんなことしていられないというイライラジリジリ感は当然のことであります。
実際、明治期クラスタさんたちのツイを拾い読みすると、
襄先生はあまり授業が上手じゃなかったようです。(未確認)
妻からは呼び捨て、パワフルでもなければ、圧倒的知識を披露するわけでもない、
その上授業がヘタだったという襄先生のずば抜けた求心力は一体なんなのか!?
今回オダギリ氏はしょぼくれて佇み、情けなく泣いて見せました。
まだまだ反抗的なバンドメンバーと襄先生がぶつかる事により、
情けなく泣く襄先生の「芯の部分」をクッキリとさせてくれるはずでございます!
ガンバレ!熊本バンド!粘れ!熊本バンド!


若い役者さん大勢に囲まれているオダギリ氏を見ると
「自分が若い頃に浅野さんや永瀬さんを見ていいなと思っていたように
 新しい次の世代のために後進がいいなと思えるポジションに在りたい(ウロオボエ)」と
言ったインタビューを思い出しました。
襄先生ほど積極的ではありませんが、在り方や姿勢を後進に示そうとするあたり、
ある意味教育者と言えるかもしれません。


また大河ドラマ初のベッドシーンがどうみても添い寝だった事に
安心したような期待はずれだったような、ざわつきがございましたが、
映画「ゆれる」の猛並みな濃厚さだと、それはそれで視聴者を大混乱させるものと思われます。ステマかよ!!


読み返してみて、歴史、大河とは思えない我が感想の下世話さに呆れ、
襄先生を摸して大粒の涙を流してみようと思いましたが、
寄る年波で乾燥した身体からは水分が出てまいりませんでした。
時代背景やエピソードは、他のブロガーさんが詳しく書いてらっしゃると思います。
大河ドラマの楽しさは、画面に現れていない史実や豆知識を、
ほう!へえ〜などと言いつつ拾って歩くことでございます。
この楽しい日々もあと二ヶ月ちょっとかと思うと、心サミシイ秋の宵であります。