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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第35回 『襄のプロポーズ』

つぶやき処の襄先生の株が天井知らずでビビってまつ…。
あれは襄先生で、イコールオダギリ氏ではございません!
番組が終わった後に全然違う役柄を見て、堕天使だとか、悪魔に魂売ったとか言わないでくださいよ!
・・・・・す、す、すんません、滅多無い事につい狼狽えて、誰にともなく喧嘩を売ってしまいました。
オダギリ氏は「最初に見た演技のキャラ=本人」と思われがちでして、
特にイイ人キャラはそのような傾向にあるようです。
役柄によって本人のイメージまで勝手に上がり下がりするのでございます。


という老婆心はさておき、あの襄先生はファンの欲目承知で申し上げますと
オダギリ氏でなければ、中々受け入れられにくいキャラであろうと思われます。
「晴時々KY、ところによりウザくなりますがおおむね春の風が心地よく、心の洗濯日和なキャラでしょう。」的な襄先生は、
ノベライズではもう少し落ち着いた聖職者だったんじゃないかと推測。(読んでませんが)
清らかさとふんわり包み込むような柔らかさと温かさ、負を受け止める強さにプラスされた、へたれ愛嬌と天真爛漫さ。
ただいま日本で一番無邪気なアラウンド40です。
オダギリ氏だからこそ、襄先生があの造形になったのでしょう。


でもって某掲示板では斎藤改め藤田の出現に「生きてたのかよ!」という反応が多数見かけられ、
なんとなく某佐川様を思い出していると同じ画にいて吹き出しました。(しみじみなシーンです)
ワタクシの新選組知識が五稜郭で終わっているため、
維新後、斎藤さんが時尾さんと穏やかな人生を送っていたことは知っていましたが、
こうして容保公の仲人で結婚する2人がちゃんと見られて、アリガトウアリガトウと言う気持ちになりました。
アリガトウと言えば、新旧斎藤の並びですねえ!
ドラマが始まる頃にジョークでは言ってましたよ、でもまさか本当になるとは!
もうこれは大河視聴者への全員プレゼントとしか思えません!
なんだか面映ゆいような照れくさいような。
しかしあそこで、ふたりはしっかり斎藤一(藤田)と新島襄として居たため、混乱せずに見る事ができました。
そのことに、また驚きと嬉しさを感じるのであります。
聞けばあのシーンで襄先生はクリスチャンのためお茶を飲んでいたとか。
ということは、襄先生のあの葉っぱの髪飾りは、酔っぱらいの斎藤さんがふざけて髪に挿したか(´−`)
襄先生が素面でありながら自分で挿したかですよね・・・・・・(;・`д・´)
いやいやいやいや



今回は本当の意味で八重が一歩踏み出す回でした。
京都に移り住み、新しい生活を始めすでに数年経っていましたが、
勉学に励み懸命に生きる姿は、辛い経験を思い出さずにいるためのようでもあります。
父も三郎も尚之助さんも会津で死んでいった人たちも確かに生きていた。
死を受け入れて、初めて八重の中で彼らがちゃんと生きられるのでありました。
一番奥の扉を閉じたまま、その中で堂々巡りをしていた八重の手を掴んでグイと引っ張り出した襄先生。
今後は襄先生と八重が互いの手を引っ張り引っ張られ、共に歩んでいくのでしょう。