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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第25回 『白虎隊出陣』

ここ一ヶ月、日曜日の夕餉はただならぬ緊張感で咀嚼嚥下が難しいくらいでございます。
もう許してチョンマゲ!(>Д< ;)とか口が滑っても言えない雰囲気です。
薩長薩長と申されましても、ラスボス的ダグバ薩摩に比べ、ショッカー長州の存在感の雑魚いこと。
ようやく出てきたと思ったら2週間前のアレですから、
痛っ、イタタタ、居たたまれないというか消化が悪うございますよ、本当に。
しかしこのドラマでは会津戦争をきちんと、すべて描き出さなければならないことも重々承知でございます。


ポイントポイントとしては知っている白虎隊や二本松少年隊ですが、
どういう経路を辿り、行く末が決まってしまったのか、周りの状況も含めてよく分かります。
二本松少年隊にしても白虎隊にしても、出陣に喜びはしゃく様がまた痛々しい。
極限の怒りと悲しみと苦しさの中で、麻痺して痛ささえ感じないような高揚感。
しかし痛みは感じなくとも、負った傷でだんだんと体力が落ちて弱っていく会津藩であります。
唐突に思い出しましたがワタクシが幼い頃、地元では保育所か小学校などの発表会で
「白虎隊」の踊りがよく舞われておりました。
これを見た後に、少なくともこの地では舞い辛いなと感じるのであります。


でもって先日ヒストリアで懇切丁寧詳細なネタバレに接し、呆然といたしました。
大河に興味を持ってもらおうという狙いは分かりますが、
どんな事をしてもこの時期に見てない人はもう見ないでつよ。(おい)
それよりも番宣的効果を期待するなら、大河の感想に併せて新選組!を話題にされている方も多いので、
新選組!」を再放送すべきでしょう!
あっちも(八重)見てみようかな、そっちは(新選組!)どうだったかなという、
相乗効果をもたらすと思われます。(あ、余計混乱を招くか…)
あと、大山と板垣は戦闘に入ってから、歌舞伎のような物を被って下さったお陰で、
赤い人黒い人と識別しやすくなりました(≧∇≦)b


実のところ、視聴者の善意フィルターをもってしても難しいんじゃないかと思っていた綾瀬八重ですが、
残された写真とは似ても似つかぬハズなのに、
ここ数回、ワタクシの頭の中で、2人の人物がかなり重なってまいりました。
利かん気で強情な目つき、思いを押し通そうとする我の強さ、
少し足を開いて銃を構える綾瀬八重の後ろ姿が驚くほどガッチリとしていて、まさに八重そのものでございました。
あとは米俵を担ぐとき、なんとも軽そうに見えるのをどうにかするだけでございます。


幕末期、外から見て等身大の日本を知った薩長
「広い世界に目を向け、己を知るべき」と感じつつ旧体制の殻を破ったハズなのに、
昭和の近代戦において、新体制の中でも同じようなことが日本で再現されてしまったのは、
なんとも皮肉な事であります。