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「小次郎つばめ返し」

でもね本音言えばアナタの方が分が悪いと思う

その時ワタクシは交差点をゆっくりと左折、正面からやってくる高齢者の自転車を早くから認めておりました。
時間の余裕は心の余裕、予定より早く目的地に着きそうなこともあり、
ワタクシは穏やかな気持ちで自転車専用レーンの白ライン手前で止まり、
その自転車をやり過ごしたのであります。
そのままジワリと車を進めて横断歩道に差し掛かったとき、
後ろから押されるような衝撃を感じたのであります。
運転席の窓のすぐ横をすり抜けたのはワンボックスカー。
いきなり目に前にヤマトがワープして現れたような、
またはガスを吹き払ったあとに姿を現した白色彗星のような、
いや、死んだと思っていた古代守がイスカンダルで子持ちとなって現れた時のような(どれでもええがな)、
そんな驚きの三乗でありました。
ワタクシの左折車と右折してきた相手の車が接触したのであります。


…と書くとワタクシに落ち度がないと思われるかもしれませんが、
ワタクシはセンター側の車線に直接進入し(左折車はまずは一番近い車線に入るのが原則)、
そして相手は左折優先のところを前方確認せず右折しながらツッコンできたという、
双方に等分でなくても幾分かの落ち度があったのであります。(と私は思う)
警察の検分は10分程度、「まあお互い保険でなんとかしてください」ということでしたが、
警察到着までに相手の女性が「車を当てられた」(と相手の主張)とケータイをかけまくり、
車を塗料が剥がれたくらいで角刈りのご主人と、
茶髪タテロールの友人までが駆け付けたのを見て
「こんな奴らのために、これ以上舟を編むを見るのを延ばしたくない!変身!(うそ)」
と意地になって予定通り映画館へ向かったのであります。