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「小次郎つばめ返し」

プレゼントはPLAYBOYのニット

本日じいちゃんの誕生日。
いつもより1時間早く職場を出て、入所先の特養へ向かったのであります。
この頃のじいちゃんは、一音も聞き取れないほど耳が遠くなっていて、
今日が自分の誕生日だと伝えるのは至難の業でありました。
野次馬のようにワラワラと集まってきた職員さんたちに囲まれつつ、
じいちゃんの手のひらに「9」と「6」を書き、「96歳よ、96!」耳元で叫ぶこと10分、
ようやく伝わったと思ったら、「ほう、ばあさん、もう96歳か」とトンチンカンな事を呟くのであります。
職員さんたちと顔を見合わせて、ヤレヤレ全然分かってないなあと苦笑いをしていると、
「小次郎さん、96歳じゃなくて95歳でじゃないですか?」と言われ、
ボケていたのはワタクシの方であったと、逃げるようにその場を辞したのでありました。