小説 仮面ライダークウガ 其の5
1回目。
ワタクシタチ(ここは複数形)の脳内補完の更に上を行く一条さんの甘酸っぱさに、
半ば唖然としつつ顔を赤らめてページを進めましたが、
2回目で本筋にようやく集中。
なぜ1回目に私はあんなに照れてたんだろう?と思うくらい
一条の五代語りが平常運転に感じられました。
(でも写真を挟んで持ってあるくのはどうだろう?)
ゲゲルの内容は本当によく練られてて、緊張感もスピード感もすごい。
バトルの場所も球場や東京タワー。
大きなスクリーンで映えるストーリーだと思います。
小説化は心臓が止まりそうなほど嬉しかったけど、
クウガの続きが見たい、五代に会いたい、だけど戦わせたくないという、
ムチャクチャ矛盾のある高いハードルを飛び越すのは
正直難しいだろうと思っていました。
また戦わせるのかよ!
それとも主人公が戦わないヒーローもので成立するのか!?
おうおうどうすんでい!と、
心配な余り企画自体を逆恨みしそうになるほどでございました。
「五代に討たさせない」
トドメを五代に討たさせなかったなあ…。うん、うん。
一条さんというか、荒川さんは本当に「五代雄介」を護りたかったんだなと、
その深い愛情にワタクシは撃ち抜かれたのでございます。
何より、疑った事は一度もないけど、五代が生きているとハッキリ示されたことは、
私にとって本当に大きな事であります。
時間は掛かっても、いつかきっと五代は笑顔で帰って来ると信じられます。