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「小次郎つばめ返し」

もちろん退院時に居た私はそのシーン見た覚えはない

「病院の先生がね、一度食事に行こうと誘うんだけど、こんな足じゃ行けませんと笑ったのよ。
 先生が『アナタを嫁に貰いたいぐらいだ』と言うから『私はもう婆さんだから』というのに『いやどうしてもアンタがいい』と言ってねえ。」
と目を細めるばあちゃん。
「退院するときも私の手を握って、一度家の方に来るって言うのよ。よほど私も嫁に貰いたかったんだねえ。」
とコロコロと笑うのであった。
三浦しをんさんのエッセイの「目があった瞬間を1時間の長編に脳内妄想上映できる女性」思い出すのであった。