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「小次郎つばめ返し」

のんびり湯けむり温泉旅(のハズだった) その9

タクシーの乗り込むと、ドライバーさんに「これだけは押さえとけ!っていう地獄に行ってください。」と完全人任せ。
それなら『龍巻地獄』だね!ここにきたらアレを見なきゃ!と大推薦。
おおぉー龍巻地獄!
吹き上がる熱湯と真っ白な水蒸気が、まるで竜巻のように渦を巻きながら天へ向かうのだな!
龍の年になんと縁起の良い!
ということで、『龍巻地獄』と隣接する『血の池地獄』の二カ所を押さえる事にしたのであります。
『血の池地獄』は、チケット売り場と併設された土産物売店の中を通らないと行けない所にあり、
主任やキバコさんはゴキブリホイホイのごとく、さっそく土産物にホイホイされる始末。
それらを引っ張って本来の目的地へ向かうと、その名の通り、血が溜まった池のような不気味さ。

そこで代わる代わる写真を撮ると、さっさと土産物コーナーへ戻る2人。
結局雨が降ろうと雪が降ろうと、彼らにとって土産物屋に屋根がついていればokなのであります。
ちなみにその売店は、どういうワケか漫画ワンピース記念館かと思うほど、様々なワンピースのグッズに溢れておりました。
なぜ池が赤いのか、と言うことより、その事の方が不思議なのであります。(ワンピースファンへのプチ情報)
そして向かった『龍巻地獄』。
20分に一度しか吹き上がらないため、早々にチケットを買って見物席で待機。
大小の石を組んだ直径3メートルほどの空の池を恐る恐る覗き込み、
ここから火山の爆発のように、芸術は爆発だーー!!と(年代がばれる)吹き上げるのね!と体内を熱くするワタクシたち。
見物席が近すぎないだろうかと不安を抱きつつ、ワタクシたちの期待が最高潮に膨らんだ20分後、
その時は突然やってきたのであります!
龍のようにうねりながら天に吹き、吹き・・・・・上がらないっ!!!!!
シューという控えめな音、大変控えめな熱湯噴水でございました。