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「小次郎つばめ返し」

マイウェイ ツッコミ編

まだやるの?まだやるのか?とお思いの方もいらっしゃることでしょう。
だってこんな燃料を与えられたら、萌え・・・あ、いや燃えんワケにはいかんでしょう。
テーマに深く感動されている方や、映画ファンの方に申し訳無いっ!!
・・・と思い悩みつつも恐る恐るアップしてみました。(いつも悩む割に結局アップしますけど)
長谷川大佐フォーカスですが、盛大なネタバレを含みますのでご注意下さい。


大佐という階級が軍においてどのような位置にあるのか知りませんが、
駐屯地で一番偉そうだったところを見ると、辰雄は部隊の指揮官、もしくは司令官だったと思われます。
司令官というのは机上に地図を広げ、天文を見上げながら羽扇で作戦を練るのだと思ってました。(いつの時代だ)
しかし長谷川大佐の作戦はいきなり「砲弾を抱いて突入」。
こ、これって作戦・・・?・・・(言うな)
わざわざ長谷川大佐でなくても・・・(みなまで言うな)
だいたい自分が突っ込んだあと残った部隊はどうすんだ?とか、
陸軍大臣から賜り物がとどく家柄のエリートご子息が鉄砲玉みたいな役まわりなのか?
安易に見える作戦を止める側近や上官は居なかったのか?など
そんな事ばかりうつらうつら考えていた一日。
祖父に爆弾を手渡したのがジュンシクの父だったと言うだけで、即犯人と決めつける若き日の辰雄を思うと、
ひょっとして思慮深い軍師としての才能が無いんじゃ・・・(全部言ったな!)
医師の道を選び、押し寄せる逆指名の患者たちを救う方が、
お国のためになったような気がしなくもないです。
しかし、部下たちには絶大な信頼を寄せられていたらしい長谷川大佐。
吊され冷え切った大佐の体を、極寒の地に関わらず、俺も俺もと上着を脱いで温めようとする部下たちに
「良かった。一応慕われていたのね。(一応って)」と安心した次のシーン、
大佐は彼らの服を、ごく当たり前のような顔をして丸々と着込み、
彼らの恩を当然のように受けていたのでありました。
なんなんだ、このラブリーな殿様ぶり。
また屋外作業の時は部下の向井のこけしを取り上げ、モアイを掘り始めないかハラハラしました。(※組!参照)


序盤がなあ・・・・・・・。
あ、いや!
もともと心優しい青年だったかというと、そういう風に見えなかったんですが、
終盤の穏やかで澄んだ瞳の辰雄を思えば、おそらくそうだったんでしょう!
子ども時代、辰雄とジュンシクは特別仲が良かったようには見えなかったんですが、
終盤、命を張ってまで助け合う2人を見れば、カットはされていましたが、
影ではライバルでありながら固い友情を育んでいたんでしょう!
もしかしたら私が見落としているのかも知れない。
という辺りを確かめに、出来ればもう一度観に行きたいと願っておりますので、
もう2週ぐらい、なんとか上映して頂きたいと祈るのでございます。