oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

声はなくても笑い声が聞こえるような気がしました

地区の自治会長や世話役を長い間務められ、
何かと中心的な役割を果たしてこられたハヤシさんが約2年ぶりに顔を見せたのは先日の葬儀でした。
喉頭がんで声帯を失ってから、体調が戻っても人前に出られることを避けておられたのを、
奥さんと地区の男性陣がなんとか引っ張り出そうと画策し、出てこぬのなら飛び込んでやれと
葬儀の段取りや相談を、わざわざハヤシさんのお宅で行ったのでありました。
自然とハヤシさんは話の輪の中に加わることになり、
その流れで受付の設置などの準備のため外へ出ることになり、
葬儀の終わった後、地区の人たちとお膳を囲むこととなったのであります。
ビンビールを片手に地区全員の人たちに注いで労を労い、
解散時にご自宅の前でいつまでも手を振って見送るハヤシさんの姿を見ると、
田舎の慣習は本当に本当に大変シンドイ・・・・・・・
でも、悪くないかなと思うのでありました。