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「小次郎つばめ返し」

心臓が鉄で出来ている女と、毛が生えている男

転勤して3年目、長時間通勤で疲れが蓄積している旦那は、
体重が10キロ落ちた分、油分もぬけ落ちた枯れ木状態で満身創痍感が漂い、
この頃は近所の人にも心配されるほどの病人面である。
問いただすと、もう1年近くお腹の具合が悪いらしい。
ゴールデンウィーク突入直前ではあるが、昨日急遽休みを取らせて胃腸科に引っ張って連れて行った。
問診を聞いた時点で、クローン病潰瘍性大腸炎より「よくないかもしれません」とドクター。
翌日の今日、すぐに大腸検査の予定を入れた事を見ても、ドクター的にアウトっぽい。
こういう時、女は瞬間的に冷静且つ未来思考になるらしい。
『JAの保険、3月に1日目から入院費が出る方に切り替えてて良かった』
『私の通院している国立医療センターあてに紹介状を書いて貰おう』
『手術となれば隣県の大学病院が良いな』
『おう、そうだ、ショートステイの日程を延ばして貰おう』
と次から次へと頭の中で予定を組み立てていくのである。


しかし全員が「黒」と予想した検査結果は白。
「5月連休明けに入院、検査、手術で自宅療養も含め8月まで休職」のスケジュールは無用となった。
我ながら心臓が鉄で出来ているような女だなと苦笑しつつ、旦那に「安心した?」と聞くと、
「2〜3ヶ月まとめて休みが取れると思ったのに・・・。」と実に残念そうなのであった。