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「小次郎つばめ返し」

東京記 2日目 問い合わせに「女性」という性別は関係なかったなと今気付いた次第です

受験当日の朝。
一度も校則違反をしたことのない娘が、制服のスカートを二つ折って裾を短くし、
大層ゴキゲンで出掛けるのをホテルの玄関で見送りました。
一方残ったワタクシは、朝からいささか緊張しておりました。
平日だというのに、土地勘の全く無いワタクシの為に、
尋ね人がわざわざホテルまで来てくださることになっていたからであります。
それまでにキャリーバッグを家へ送り出す用意、
ゴミの収集片付け、ベッドメイキングなどをして部屋を整え、
チェックアウトをして約束したホテル内のカフェのカフェが見えるロビーで過ごしたのであります。
時間になり、それらしき人物を目で探すワタクシ。
あのスーツを着た二人の女性か?
こちらの様子をうかがっているあの女性か?
はたまた後ろのパティスリーで買い物をしている女性二人組か?
時計を見ると既に十分過ぎ、思い切ってそれらしき数人の女性に声を掛けてみたけれど、
ことごとく伏せ目で否と言われたのでありました。
そうか!ひょっとしたらもう席についているのかもしれない!と思ったワタクシは、
予約が取ってあるらしいカフェの店員さんに「女性三人で予約を取ってありませんか?」と尋ねたのであります。
当然のことながら「お名前は?」と尋ねられ、ハンドルネームしか頭に浮かばない私が口ごもっていると、
店員さんが個人情報を流出してくださり(表現に相当誇張が含まれております)、
その方ならまだお出でになりません、とにこやかに微笑まれたのであります。
誠実なワタクシは11時予約でまだ来店していないことをお店に申し訳なく思い、
「お待たせしてスミマセン」と謝ると、店員さんの「は?」という表情を背中に受けながら、
一旦カフェを出たのであります。