君の言葉がイタイ

本日、美容院で私の前に置かれた雑誌は「美STORY」。
初めて見るこの雑誌のテーマは、「美・食・習で美しき大人になるためのトータルビューティーマガジン！」だそうだ。
ヤングとは言えない年代の女性がターゲットらしい。
ワタクシの見た目と実年齢にブレのない雑誌を置かれ、嬉しいような悲しいような複雑な気分だ。
内容は更年期のかわし方や、大人女性のメイクやファッションアドバイスなど、ついつい真剣に読み込んでしまう記事の他に
「若い子から見た大人女性の無理矢理若作りに物申す」的特集は、耳の痛い話であった。
「若くは見られたい」が「若作り」には見られたくない。
他人のことは分かっても、自分のことは気付きにくものだ。
素敵に歳を取るのはなかなか難しい事なのである。
美容院での数時間は、客観的に自分を見なくてはイカンと気付かせてくれた有意義な時間であった。

ケーキを片手に自宅へ戻ると私を見た娘が開口一番に言った言葉は、
「かあさん、そのパッツン前髪はイタイよ。顔は年取ってるのに。」であった。