oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

それまでの60分を返して頂戴!

先日のNHK日曜クラシックでマーラーの「巨人」を聞き、久々に旦那のCDを借りた。
昔むか〜し、一時嵌って旦那と一緒にコンサートまで行った曲だ。
そのタイトルから勝手に
「爽やかな朝、森で目覚めた巨人がゆっくりと動き出し、
 森の中を散策するうちに思わぬ出来事に遭遇、幾たびの危機を脱して再び森と巨人に平和が戻ってきた」

という脳内ストーリーで数年楽しんでいたが、旦那に聞くとどうやら全く違うらしい。
全部聴くと約1時間。
片道20分の職場までの往復+娘を迎えに行く25分で、
ようやく終盤のクライマックスを迎えていたのであった。
最後の最後、大花火を打ち上げて最高のテンションで終わろうとしたその時、
チッチッ・・・チチチ・・・と音が飛び始め、ウワンウワン、グワングワン、ウオンウオンウオンと
車中はエコーが掛かった不明な大音量の音の津波の襲来、
結局最後まで飛び続けた曲は、拍手までエコーが掛かり、
呆気にとられるワタクシは、ただただ津波に身を任せ、
なんともやり切れない思いに浸るのであった。


追記:違う指揮者ですが最終楽章が動画にあったので興味のある方はどうぞ。

1時間聞いて最後の2分間(動画では6分過ぎ)から飛び始めたワタクシの気持ちを少し共有できるかもしれません。(いらんか)