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「小次郎つばめ返し」

せめて私を拝むのはやめてください

村が一年で一番人口が多くなる8月10日の天神祭
隣の一人暮らしのおばあさんちにも、子どもさんやお孫さんなどご家族が集まった模様。
台所に立つと1メートル離れた隣から賑やかな声が漏れ、いつもより電灯が明るく見えるのでありました。
深夜人通りが途切れる頃、ようやく村全体が眠りにつくのであります。
家の前の提灯の灯りを落とし、そこかしこの家の網戸から涼しい風がカーテンを揺らしているのを見ると、
賑やかだったであろう、この村の遠い昔に想いを馳せるのでありました。


私が気持ちの良い眠りから覚めたのは朝方のまだ3時。
じいちゃんの「小次郎さ〜ん、小次郎さま〜、小次郎先生〜」と歌うような声を聞いたからであります。
家中を歌いながら歩く拡声器のような大声は、網戸のご近所にも聞こえたはず。
きっと村中で、義父に「様付けで呼ばせるスゴイ嫁」という事になっているでしょう。