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「小次郎つばめ返し」

酸いも苦いも人生なんだが

昨夜テレビで「おくりびと」を放送していて、DVDでも観たけど、なんとなくそのまま鑑賞。
あれ?と思い、前に観た時のことを思い出してみると、
印象に残ったシーンが数カ所カットされている事に気付いた。
女性のご遺体だと思っていたら実は男性で、大悟(本木雅弘)が戸惑うというシーンと、
納棺師という仕事に就いた大悟を同級生(杉本哲太)がなじるシーンだ。
テレビ放送では時間の都合上シーンカットはよくあることだが、
このカットはテレビ局の配慮が働いたんじゃないだろうか・・・と思ったりして。
毒とユーモア、理想と現実、大らかさと細やかさが無くなって、
口当たりの良い爽やかな味になってしまったなと、個人的にはとても残念な気がした。