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「小次郎つばめ返し」

腹立ち紛れに大きな足音を立てて居間に戻ってきたのは言うまでもない

爆笑問題のニッポンの教養』という番組の放送で、
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20100216.html
目が見えず、耳も聞こえない大学教授の福島智さんが、
『宇宙に一人でほっぽりだされているような感じ』と仰っていた。
他人とのコミュニケーションは触れあいのみ。
指先が離れたその瞬間から、また宇宙で一人きりになる。
なんという孤独だろうかと恐怖すら覚えた。
さらに『だからこそ他者の存在に憧れる』と仰るの聞き、
義父もまた、違う宇宙で一人きりなんだなと思うと胸が痛くなった。
気持ちを引きずったまま、いつもより顔を寄せて丁寧に優しく耳元で「おとうさん」と呼びかけると、
よく眠っていた義父は「ああ〜なんだ?今呼んでない!」と五月蝿そうに私を追い払うのであった。