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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 龍馬伝 第6回 『松陰はどこだ?』

いかーん!
松陰の情熱は伝わるけど、熱ければ熱いほどコメディに見えてしまう!
松陰の滑稽なほど熱くたぎる情熱と、東洋のピリピリと底が冷えるような冷たさの
「二人の吉田」の対比が大変興味深い第6回でありました。


山口県人として誠に情けないことではありますが、
吉田松陰という人が偉い人だと言うことはなんとなく知っていても、
キャラクターとしてイメージが今ひとつ掴めないんですねえ。
おそらく道半ばで倒れた・・・というより、道半ばに行くまでに倒れてしまったからだと思いますが、
痩身の枯れた年寄りのように見える自画像と塾を開いた学者と言うことで、
校長先生のように穏和で時には厳しい教育者のような人だろうと思っていたら、
そりゃもう尖った、そして好奇心が並外れたお方であったようですねえ。
「黒船アポ無し突撃」の他に「獄中で看守に講義」など、
数々の変人ぽ・・・い、いや、おもしろエピソードも残されています。
じゃ、吉田東洋とは実際どのような人だったんだろうと調べてみましたが、
足跡の記載はあっても、人となりを示す言葉やエピソードが出てきませんでした。
普通「無口な人だった」とか「背の高い人だった」とかくらいの言い伝えは残っていそうじゃないですか。
見あたらないんですねえ。
人間的なつながりの薄い人だったのかな?


吉田東洋宅へ意気揚々と出かける武市半平太
自分という一番大事な器を粉々にされ、
戻ってきたときにはすっかり人相が変わっておりました。
一振り拳を振り下ろされただけで粉々になってしまうところを見れば、
武市はやはり小さくて脆い器だったのでしょう。