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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 龍馬伝 第5回 『黒船と剣』

想像も出来ない、という事も想像出来ないほど、
自分の中にこれっぽっちもなかった物が突然目の前に現れたとしたら、
そりゃもう今までの自分を全否定されたような衝撃なんでしょうねえ。
自分の前にあった道がいきなり消えたら、立ち止まって呆然とするしか無いですもんね。
辺りを見回しても、見えるのはとりあえず横にいる桂小五郎のみ。
遙か後方で道が無くなった事に気づかない大勢の人が、
相も変わらず正しい道だと信じて歩いてくる感じでしょうか。
この時代、龍馬の前を歩く人は少数だったでしょう。
身近な誰とも不安感を共有できない龍馬が、孤独感を強めています。


さしてエピソードも無いのに(コレ)、いつの間にか千葉道場に方々に気に入られていた龍馬ですが、
里見御大の深い斜めショットが映されるたびに、もう1話千葉家の方々とのお近づきに割けないもんだったろうかと
残念な気持ちでしゅ。(←ちょっと語気を弱めてみました)
世渡りの上手いお調子者になりかねないでしゅ。(←もうやめい)
身の上を嘆きながらも、わずかな糸口を見つけようとあがく弥太郎目線で、
「オメーばっかり何故!?」という気持ちになりますねえ。
来週はいよいよ松陰先生登場。
公式サイトトップの大海原を背景に両手を大きく広げる20代前半のハズの松陰先生が、
実に若々しく見えます。(よし、スタンバイオッケー!)