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「小次郎つばめ返し」

過ぎたるは及ばざるが如し

旦那と私は、それぞれにお気に入りの缶コーヒーがあるが、
旦那がいつも買う少し小さめの缶コーヒーは丁度「30%増量キャンペーン中!」であった。
ラッキーじゃん!と思いきや、旦那は他の自動販売機を巡ったあと、
「ダメだ、どこも増量中だ。他の種類を買おう。」
残して捨てるのは勿体ないと言ったのである。
多すぎるから買わない!?
メーカーのせっかくの「お客様ご愛顧感謝キャンペーン」は、旦那の場合いらぬお節介になったようだ。
そういえば、レストランや料理屋、スイーツも「量が多すぎる」と苦情が出ることがあると聞いた。
食料を残して捨ててしまう事に抵抗があるのだろう。
少ないならまだしも、多過ぎて文句が出るのは日本人だけかもしれない。
必要な時だけ必要なものが必要量手に入ればいい、
そういうシンプルな生活が、地球も家計も救うなと思うこの頃である。