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「小次郎つばめ返し」

怒ったり笑ったりケンカしたりで家族になるのね

朝からどんより寝込む義母に
「飲まないといけないクスリもあるから、朝ご飯はちゃんと食べて下さいね。」と声をかけると
「今はいらない。置いておいてくれ。」と目をつむったまま、こちらを見もせず。
「風呂に入ると気持ちいいから、今日のデイサービスは行こうね。」と耳元で言うと
「今日は足が痛くて仕方ないから行かない。」と弱々しい声。
なだめたりすかしたりして、どうにか朝ご飯を食べさせようとするが、
まるで駄々をこねた子どものように頑として聞き入れない。
次第にイライラしてきた私は立ち上がって、
「いい加減にして下さい!このままじゃ本当に老人ホームへずっと入るか、病院へ入院するしかないですよ!」
と半ば八つ当たり気味に叱り飛ばしたら、
「そんなに心配してくれるの?」と思わぬことを言う義母。
ここはイライラしてたとは言わず、当たり前じゃないですか!と言い切りましたよ。
100の優しい言葉より、体当たりの愛情なのね。
うわべだけ、事務的になっていた介護を振り返り、
チクリと胸の痛みを覚えつつ反省するのでありました。
「掛布団をどけて起き上がらせてくれないと、食べられないじゃない。」
という義母の言葉を聞くまでは。