oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

家から出発してくれるともっとありがたい

「高速バス」という便利なものがあるのを知ったのは、つい最近。
高速バスを利用すると、広島に行くのに車→電車と乗り継いで約2時間掛かっていたのが、
1時間20分で行けるし、なにより終着がいきなりデパートの「そごう」なので、
私のようにウロウロ歩き回る体力の無い人間には大変ありがたいのである。
この日曜日もお昼ぐらいから思い立って広島に着いたのが12時過ぎ、
そごうだけで全ての買い物を済ませて2時前には用事が済んだため、
そのままバスに乗れば良いという気軽さ。
バーゲンでゲットした服や都会のスイーツを両手にバスに乗り込み、
揺られながらのんびりとうたた寝をして帰りの途に付いたのである。
ハッと気がつくとバスは高速を降りて、既に一般道路。次は私の降りる駅であった。
危ない危ないと思いつつ、荷物を両手に持ち直し、
バスがちゃんと停車して立ち上がる、立ち上が・・・立ち上がれない!?
何故!?
隣人は立ち上がって私の降りるのを待っている。
と、いうかバスの乗客皆が私を待っている。
なのに立ち上がれないのである。
皆の視線を感じつつ、私はパニックになりつつ自分を確かめてみると、
シートベルトを外していなかったのであった。
きっとバスに乗り合わせた何人かの食卓では、オバかなオバの話題で盛り上がったことだろう。