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「小次郎つばめ返し」

ぼくの妹 第七話

「桜井さん(大滝秀治)はきっと死んじゃうな。」とか
「九鬼(千原ジュニア)と颯(長澤まさみ)はきっとうまくいかないんだろうな。」とか
「盟(オダギリジョー)はきっと大学病院を辞めるな。」とか
なんとな〜く、流れ的に感じるものがあるじゃないですか。
しかし、こうくるのか!?
い、いや来週の事なんですけどね。
楽しそうに笑う九鬼と颯に「なんだかんだ、やっぱり一緒に居る事になったのね。」と思ってたら、
その数秒後にはお兄ちゃんの衝撃のセリフ、
「誰?誰の事よ!?」とあっけにとられているうちにスローモーション映像の九鬼に颯が「忘れないよ。」って・・・。
そんなにサクサクと進まなくても・・・。
てというか、重要なキーワードを予告の十数秒で言い過ぎでしょう!


どんな役柄のどんなシーンでも、ワタクシは全面的にオダギリ氏の味方だったのに、
幸せな時間に浸っていた九鬼と颯の間に割って入り、「これでリセットだ!妹に近づくな!」と金を押し付ける盟に
今回初めて「お兄ちゃん、邪魔!」と憎々しく思っちゃいました。
だいたい、お兄ちゃんどんな時もウルウルし過ぎですよ。
そんな潤んだ綺麗な眼で見られ、戸惑ったような表情で口をつぐまれたら、
どんな人だって、そりゃ「もうちょっと虐めてやれ」って思います。
颯が「お兄ちゃん、ごめんね。」と言った時の、颯のしてやったり顔!
きっとお兄ちゃんのウル眼が見たかったに違いありません。
ん?そうか!九鬼も意地悪上司も盟のウル眼が見たかったのか!(違)
つむじを曲げた理事長にもウル眼で謝れば、ネチネチと言われようと最終的には許して貰えますよ。



しかし大滝さん、演技か?演技ですよね?(失礼)
まさに迫真の演技!!
スタッフは途中で何度も息を確かめた事でしょう。
臨終を見届けて、葬儀に出席し、納骨で故郷まで行き、息子の借金肩代わりし、
江上兄妹ははどれだけ九鬼家の人々の人生に関わるんでしょうか。
いっそ九鬼と颯が結婚して「ぼくの弟」という続編をやればいいと思います。