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「小次郎つばめ返し」

本当に切迫したら救急車は呼べないもんですね

いつものように食後の薬を飲んでいて、むせ始めたじいちゃん。
じいちゃんに限らず、年寄りはよくむせます。
激しくむせる様子はいつもより苦しそう。
一向にむせは収まらず、近くに寄って背中をさすっていましたが、
ゴホゴホと吐き出すばかりで吸い込みが出来ていないようで、
咳き込みと咳き込みの間にブレスが無い!
じいちゃんの顔色がドンドンと赤黒くなり生汗をかき始め、固く身を強ばせるじいちゃん。
口から涎とも痰とも言えないものが出始めた頃、
ワタクシと娘はモーレツに焦ったのであります。
救急車を呼んでもきっと間に合わない!というぐらいの切迫した状況に、
私は走り出してトイレのドアを激しく叩きながら、
「じいちゃんの様子がおかしい!」と中の旦那を呼び、
再び戻ってじいちゃんの背中を叩くとようやくヒューっと息を吸い込んだのでありました。
今度は脂汗を掻いたのは私と娘。
安堵の空気が流れ始めた頃、旦那がスボンを上げつつ「どしたー?」と出て来たのであります。
年寄りの日常は危険だらけなんだと、そして旦那は類い稀なタイミングの悪い男だと
改めて思い知ったアクシデントでした。