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「小次郎つばめ返し」

今日近くの内科に行ってみます

映画鑑賞のあと、食事や買い物をして、帰宅する為に車に乗り込みました。
しばらく走るとハンドルを握る手が冷たくなってきて、なんとなく息苦しい。
体中を締め付けるような苦しさはドンドンと大きくなり、とうとう路肩に車を停めたのであります。
途端に両手首から先がザーッと痺れ始めました。
『血管でも詰まったか!?』と狼狽えつつも、
いや、下半身に違和感は無い、口の呂律も回っているなど自己判断で良い方に解釈して自分を落ち着かせ、
私以上に不安になっている助手席の娘に、マップで一番近い病院を探させ、取りあえず飛び込んだのであります。
休日でもちろん休診。
2階が入院病棟になっている、ちょっと大きめの個人病院のようでした。
2階に上がり、ナースステーションで待機していた2人の看護士の方に事情を説明すると
すぐにどこかへドクターを捜しに飛び出していきました。
数分後、戻って来た看護士の方は、ドクターが丁度今出掛けたところで不在だといい、
「ここが今日の当番医の電話番号ですから、電話をかけてそちらへ行って下さい。」
とメモを渡されたのであります。
「この辺りの方じゃなかったら、場所がちょっと分かりにくいかも・・・。」
ねぇとお互い顔を見合わせ、はっきりしない看護士さん達。
あのね、ワタクシ具合が悪くて飛び込んで来たんですよ。
診察が無理なのは分かるけど、先ほどから十数分立たされて大変シンドイんです。
ここへ座ってとか、連絡をしてくれるとか、分かりにくいなら地図を書いてくれるとか、なぜ機転が利かん!!
「分かりました。じゃなんとか行ってみます。」とメモを受けとると、
「そこ耳鼻科ですけど・・・」と仰るのでありました。
階下の誰も居ない待合室で水分をとり、しばらく休んだあと駐車場に向かうと
病院の勝手口から40代くらいの男性が出て来て、ガレージの2台の内の1台の車に乗り込むのが見えました。
発進した後、自動シャッターがガラガラガラと降りていくのでありました。
そうか、私の命より、ドクターはお出かけタイムが大切だったんだなと悟ったのであります。
病院へ飛び込む時は、苦しんでのたうち回るくらいの演技力が無いと自分の命を守れないなと気づいた出来事でした。