oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

1ファンとすればカラーで見たいじゃん!と思うものですねえ

久しぶりにじっくりとオダギリ氏の言葉に触れたような気がします。
『自分が役者だという意識が強すぎて、(作品)潰しちゃったかも・・・』の辺りを読んで吹き出したり、
大好きで尊敬するキム・ギドク監督からの会食の誘いを最初断った話なども、
好きな監督と親密になり過ぎる事に「よほど懲りたんだなぁ」と、ある顔を推測して勝手に思い浮かべたり、
何度も繰り返し読んで楽しみました。
30歳になって心境が変化したというオダギリ氏ですが、
変わったような気もするし、逆に全く変わってないような気もします。
映画や仕事に対して、歯がゆそうに熱く語ってしまうからでしょうか。
以前のインタビューでも感じたんですが、役者や仕事だけに拘らず、
日常の中に喜びを見つけ、四季を感じ、もっと人生を楽しもうと努力しているような懸命さを感じるんですねえ。
いや、勝手に私が抱いた印象ですが。
オダギリ氏本人がそうありたいと思っていることは間違いないでしょう。


本人のインタビューもですが、監督や共演者によるオダギリ氏への印象も大変興味深いです。
そこには同じ映画に関わる人々を感動させるほどの情熱を持った、
1人の映画が大好きな俳優の姿がありました。
サナギから蝶が出て来るとは限らないところが、
オダギリ氏の面白く楽しみな所であり、目が離せない所でもあります。
写真をわざわざモノトーンやセピアにするのは、もちろん意図があっての事だと思いますが(覚えが・・・)、
出来れば強く色づいた紅葉や、暖かい枯葉に包まれたオダギリ氏のショットをもっと見たかったです。