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「小次郎つばめ返し」

せめて頼み方があるだろう

抱えている仕事が年末に向け、ほぼ収束に向かっておりますが、
印刷所の美女3人を忙しくしているのは、本来の仕事以外なんですねえ。
最近特に多いのが、お客様からの「この間のチラシのデータを何処どこへ送って。」というものであります。
出来上がったデータを他の事に使いたいからタダで寄越せ、という事なんですねえ。
イベントの告知をタウン誌でするからとか、店頭のpopに使うのでこちらで編集したいとかならまだ分かりますが、
時には「よそで印刷するので、去年の資料を何処どこへ今日中に送って。」というものもあります。
反対によその印刷所様から、マップのイラストレータデータが送られて来た事もあり、
「ああ、コレを作った人は大変だっただろうなー、納得出来なかっただろうなー。」
と同情を禁じ得ませんです。
データは発注者に権利が有るのではなく、制作者にあるはずなんですが、
お客様の頼みを断って、次の仕事に響かせたく無い会社としては、
嫌々ながらも受けざる終えないのが現実です。
ネットが出来ないお客様に、データをCDに焼いて車で1時間かけて持っていくと、
イラストレータデータが入って無い!」というので、
再度確認して持っていったら「また入って無い!」と怒られる始末。
しかし返して頂いた最初のCDには、ちゃんとデータが入ってたんですねえ。
お金にははらないし、時間は掛かるし、早くしてくれと言われるし、本当に疲れる作業です。
「データは著作権が我が社に有りますので、無料貸し出しには応じられません!」
とピシヤリと言ってやってくれ、専務。