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「小次郎つばめ返し」

そういう私も多分誰かに世話をかけているのだろう

じいちゃんの年を取る速度がだんだんと速まってきた近頃、
会社から帰宅して、まず最初に家の中に足を入れる時のスリル感は堪らないものがあります。
何も変わった様子の無いリビングを見て安心したワタクシは、
じいちゃんが自分の椅子に座ってウトウトと居眠りをしている姿を微笑ましく見ながら横を通り抜け、
手洗いの為に洗面所に行くと、片隅に異様なオーラ(=ニオイ)を発する物体を見つけたのであります。
隣のトイレをソロリと開けると、近くのホームセンターで買ったばかりのトイレカバー、トイレ敷き、トイレ座カバー三点セットが、
早くもお陀仏となっておりました。
さらに嫌な予感を抱きつつ、じいちゃんの足下を見ると、乾燥した何かがバッチリ足の裏に。
しかしそれらの一切を無視して、先に夕飯の仕度を済ませたのであります。
その後旦那の帰りを待って、じいちゃんを風呂に入れたり、トイレの掃除をしたり、
結婚式のケーキ入刀以来、誓い通りに「夫婦の共同作業」で後片付けしていると、
娘が参戦して洗濯物を畳んでくれ、「家族3人の共同作業」とあいなりました。
遅くまでバタバタと片付けているとばあちゃんが、
「アンタに手ばっかり掛けるねえ。」と申し訳なさそうに言うのに、大丈夫ですよ!と返事をすると
「私もアンタ達の手を取るようになったらどうしようと思うのよ。」
と言うのを聞いて、まだ世話がかかってないつもりなのか!!と驚いた次第です。