お陰で一品減りました

ガレージでファンヒーターの給油をしていると、
「じいちゃん何してるの！みそ汁がこぼれたよ！」と娘の大きな声。
台所まで行って確かめなくても全て分かりました・・・。
まもなく娘が情けない顔をして報告にやってきたので、
「みそ汁がこぼれたのね。」と先回りして言うと、
「悲惨なことになってるよ。」と娘。
でも、もうこぼれたものは仕方ない。
給油が終わるのをゆっくり待ち、中へ入ってみると、
私の想像以上の光景が広がっておりました。
みそ汁椀がテーブルの上にカタンと倒れてこぼれたみたいな、
「あ！やっちゃった！」的なこぼれ方ではなく、
コンロから鍋ごと落ちたみそ汁が、約１mの高さから落ちた衝撃でフローリングに叩きつけられ、
戸棚、ドア、マット四方に飛び散り、さらにドア下方の隙間から廊下へも被害が拡大。
ワタクシをその場に立ちつくさせたのであります。
「ちょ、ちょっと下がって。」と隣りに沈鬱な顔で立つ娘を後ろに下げ、
ケータイを取り出して「写真撮るし。」構える母親。
「なんだそりゃ！！」と言いつつ、
どんなときでも慌てない母親を尊敬の眼差しで見つめる娘でありました。（脳内補充）