たかがケーキ、されどケーキ!
え〜〜チョコレートケーキと言わず、ザッハトルテと言うそうです。
確かに“チョコレートケーキ”だと「昭和の香り漂う食卓でケーキに群がる兄弟」のイメージですが、
“ザッハトルテ”と言い換えた途端「ヨーロッパのオープンカフェでくつろぐ午後」になりますねえ。
(オープンカフェで食べるものかどうかは知りませんが…)
このシンプルで美しいケーキの表面にナイフ(という名前の出刃包丁)をあてるのは、
チョコレートクリームが押されてスポンジの間からベロベロと出てくるんじゃないかと大層気を使いました。
しかし心配をよそに、スポンジとクリームが一体となってナイフにしっとりと吸い付くようなザッハトルテは、
ナイフの刃をほとんど汚すことなくきれいな断面を見せてくれました。
外側に塗られたちょっと濃いめのビターなチョコと、その内側の柔らかいミルクチョコクリーム、
溶かしたチョコを目一杯含んでしっとりと焼き上がったスポンジの喜びの三重奏!
まさに「聖夜、奇跡のトリオや〜!」(なんか軽・・・)と胸が震えましたっ!
来年も体調をこのまま維持し、ぜひ奇跡の夜を体験したいと思います。