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「小次郎つばめ返し」

と、自分の気持ちにも折り合いを付けてます

人はパニクったり自分の体調が悪かったりするとき、
普段は自分でも意識してない底に沈んでいる気持ちが浮かび上がってくるようです。
勘が良く目が見えないことはなんの障害にもならなかったじいちゃんが、
年のせいもあってこの頃家の中をよく迷っていますが、
先日も2階の納戸と1階の脱衣所を間違えたじいちゃんが、納戸の荷物に阻まれて奥に奥に進めないことに苛立ち、
「母さんがワシが中に入れんようにしている!」と朝方から叫んでおりました。
この場合の“母さん”とはワタクシの事ですね。
・・・・オイッ!!!どんなイジワル嫁だと思ってるんだっ!
明らかな食べ過ぎで吐き気を訴えるじいちゃんに胃薬を渡すと、部屋に戻ってばあちゃんに
「ワシは胃が悪いんじゃないのに、こんな胃薬を渡す。」と大きな声で言いつけておりましたが、
旦那が同じクスリを渡すと
「カズヒコがクスリをくれたから、大分調子がいい。」と、こう変化するんですねえ。
しかしコレはもう致し方ない。
私が実家の両親と全く同じ気持ちで接することが難しいように、
私もじいちゃんにとって、息子や孫と全く同じにはならないのであります。
反面、私が仕事に出るとき、毎日「気を付けていってらっしゃい。」と外で見送ってくれたり、
体調が悪くて寝込んだとき神仏に拝んでくれたりする気持ちも本当だろうから、
まあ、家族ってこんな風に折り合いながらなんとなく固まっていくのね・・・と、
福福しいじいちゃんの顔を見ながら思うこの頃です。