oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

[オダギリジョー]「パビリオン山椒魚」

本当に『本物とか、偽物とか、どっちでもよかった』のでビックリ。
そもそもなぜオオサンショウウオなのか?
レントゲン技師に天才も凡才もあるんだろうか?
なぜアキノ(麻生祐未)は母親と名乗れず姉妹として生きなければならなかったのか?
なぜ四郎(高田順次)はみはり(KIKI)姉妹にあれだけ邪険にされたのか?
「母親探し→じゃ、山賊ね」という芳一の思考の飛び方は何なんだ?
山賊ってたった三人かよ!
オオサンショウウオの子供を身ごもれるのか?
つーか、芳一の妹とキンジローはどこで知り合ったんだ?
説明の付かないことばかりでストーリーは進むけど考える余裕無し。
末っ子の名前が「あづき」なのか「はづき」なのかさえ分からないうちに話は終了。
芳一があづき(香椎由宇)のことを大好きだと言うこと以外、結局何も解明されぬまま。
しかしメイキングなどを見るとその場の成り行きで作ったかというとそうではなく、
キチンとしたビジュアルと核になるものが監督の頭にある様子。
いや、この映画は意味や監督の意図を考える方が無粋で、
「号外」で絶賛されている各方面の方々には好みに合った・・・そういうことなんでしょう。
ただの1役者ファンだもので
前半、香椎由宇ちゃんの本当に整った美しいフェイスラインにホエエ〜となり、
後半、オダギリ氏の連続バクテンにギョーテン!
巻き戻し→確認→巻き戻し→確認→巻き戻し→確認→うっとり・・・の単純な見方で本当にスミマセン。
花やしきは知らないのでなんとも言えませんが、思い当たるところで言えば枚方パークのジェットコースター。
分からないのに不思議とイライラや不快感はなく、
手を叩いて笑ったり、役者のかけ合いを楽しんだり、独特の世界に浸ったりしたけれど、
もう一度このスリルの足らないジェットコースターに乗るかどうかは、ちょっと迷うところです。