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「小次郎つばめ返し」

ビギナーズ

第一外科という、いかにもキレ者を集めたかのようなチームは四人編成。指揮を取るのはドクターイケメンヒゲ。しかし入院してみると、わたしのベッドの主治医ネームは「フジノ」と言う若い未来型ロボット体型のドクターでした。「何でもフジノにお言い付け下さい。何でもします。」とホストバーのマネージャーのような事をいうイケメンヒゲ。フジノ先生は朝晩の回診限らず、事あるごとに顔を覗かせて体調をチェックしていくが、時には指揮官のイケメンヒゲに後れを取る事もあり、「フジノは来ました?」の問いに「フジノ先生はまだいらっしゃってません。光源氏の様ですね。」と御簾のこちらから申し上げると、間もなくハアハアと汗をかきながら、ドラえもんが走って来るのであります。看護士さんたちの「あ〜フジノ先生ね。」と言う反応から新人さんと思われます。体調バッチリ、いい条件でやってきた安心そうな患者を任せてみるか…と、いったところでしょうか。しかし若く経験の少ない事は悪い事ばかりではなく、「1番体調の悪い時に付けなくてすみません。」と言う入って四ヶ月の担当看護士さんと、汗かきドラえもんを見つつ、「日本の医療のために私ガンバリマス!」と思うのでありました。