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「小次郎つばめ返し」

オダギリジョーの韓国絵日記 その3

「さあ、ついにキュウナナがロビーに来たと言うことで・・・えー実に4年ぶりくらいでしょうか。
 19,20くらいの時なんで5年ぶりかもしんないですねえ。」
エレベーターの中のオダギリ氏は緊張を誤魔化すようにいつになく饒舌です。
「もう、どーなんてんのか、すごい楽しみです。」
エレベーターの中から顔を出し、恐る恐るロビーを見渡すオダギリ氏。
待ち人を見つけた瞬間、「ハッ !」と息を吸い込んで体を堅くしたオダギリ氏の様子で、
いかにオダギリ氏がこの再会を緊張しつつも楽しみにしていたかが伝わってきます。
人間張りつめたものが極限に達すると本当に「ハッ!」となるんですねえ。
どちらともなく近づいて思わずハグする2人。
お相手は想像通り少し年上の女性でした。
黒髪をキレイに切りそろえ、黒いスーツの中から覗く白い襟元が清潔感のあるしっかりとした女性です。
ここで「キュウナナ」か「キュウナン」か分からなかった女性の名前がテロップで「ギュウヨン」さんであることが判明。
「久っし振りー!」笑いながら「ねえ!」「うっわー!」と時々日本語が挟さまれる会話に
一体何語でしゃべってんだろうと思いつつ、そんな不思議な会話でもしっかり通じ合ってるところがスゴイです。
この後、サンチュ君、ギュウヨンさん、お互いを引き合わせて紹介し、
ミョンドンが地元であるというギュウヨンさんに伝統的な韓国料理の店へ連れて行って貰うことに。
ネオンが煌びやかな通りへ再び出ていくのでありました。


お目当ての焼き肉屋は狭い通路を地下に降りた本当に普通の小さなお店でした。
「ギュウヨンおすすめの安くておいしい場所がここです!おいしい料理に舌鼓をうちながら、
 今夜は久し振りのギュウヨンとロングトークをやっていきたいと思います。」
テーブルの上にズラリと並んだ前菜はこれ全てキムチですか!!?
15〜16種くらいはありそうです。
一口食べて「辛っ!」と目をしばたかせるオダギリ氏。
日本のキムチより酸味と辛みが強いようです。
次ぎに手に取ったのは細長いししとうのようなもの。
「生で食べるってのがスゴイねえ。」
と先をちょんとタレにつけ、先ほどから壁にかけてあるおばさんのズボンが肩に触ることをグチりつつ、
パクリと口に入れるオダギリ氏。
「あっピーマンですよ。」
と紹介した顔は見る見るうちに歪み、「オッケー!!」と叫ぶギュウヨンさんの声。
あまりの辛さに悶えるオダギリ氏を見て嬉しそうに声をあげる彼女。
「やばいっ!これっ!ホント大変なんだよ!」
飲み込めず遂にギブアップ。そっとエチケットタイム中のオダギリ氏でありました。


「えー、お店を出まして・・・・」
えっーーーーーー!!!!!メインの肉はどしたー!?
画面が変わるともう店の外。
肉がジュウ〜と焼ける映像や、それをパクッとして「うまーい!」と声をあげるオダギリ氏、
留学中の若い過ちのアレコレ(←私の妄想)を含んだロングトークが全て割愛されてしまいました。
「今日はギュウヨンが奢ってくれました!」
押し掛けた上に女性に奢らせたかっ!!
「ギュウヨンがいないと何も出来ないよね。本当危ない。」
街を歩きながら同伴女性を持ち上げるオダギリ氏。
いや〜〜〜もうね、こんなカワイイことを言って頼りにしてくれたら、そりゃもうなんでもしちゃいますよ!
女性に何のサービスもせずにNo.1ホストになる素質がありますよ。(サイアクじゃん)
「ちょっと、しきりが悪いと言ってます。そりゃそう!ボクがギュウヨンでもそういうよ!」
他人事のように言ってますが、アナタのしきりが悪いんですよ。
出発の3日前に韓国行きが決まって、彼女に連絡したのは当日ですもんねえ。
きっと彼女はオダギリ氏のためにイロイロ調べて、ベストオブ韓国を演出したかったんでしょう。
幾分拗ねた風を装いつつ「いくらカワイイ弟分だからといって(自分で言うか?)、やりすぎ!」
と自分で仰る、人騒がせな弟分。
「最後にはギュウヨンの家へ泊めろ!なんて言ってましたよ。」
すげーよ!!!オダギリ氏!5年ぶりに会った妙齢の女性にいきなり今夜泊めろなんて!
あのね、いろんな事に対してボーダー無さすぎ!
しかし、オダギリ氏から「今夜泊めろ」なんて!・・・・・くはーっ!
と、泊めろ・・・泊める・・・泊まって!・・・泊まれ!!!と悶えるファンが画面前に多数いらっしゃったことでしょう。
しかしオダギリ氏の野望は脆くも崩れ、このあとバーで飲んだ後、ホテルに戻ることになったようです。
あっぱれ!韓国女性!


明日はギュウヨンさんが韓国を案内してくれることになりました。
急なことながら、ギュウヨンさんが休みを取ってくれたんでしょう。
こうして周囲に迷惑を掛けつつ行き会ったりばったりな、いかにもオダギリ氏らしい韓国の旅は続く!