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oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

夏の王様番宣「NHKお好みワイドひろしま」 その9

「俳優業以外にもいろんな趣味をお持ちで。」
出てきたのはファンの間では知られている『2と4』という段ボールに描かれた絵。
「これはボクが24才の時に描いた作品なんですよ。24才の時にまあ、あの・・・これ・・・」
言っちゃっていい?と番組名を言っていいのか気にしてる風のオダギリ氏。
仮面ライダークウガというヒーロー番組でして、そのキッカケでボクがいろいろ出来るようになった・・・という・・・、
 こういう絵を描くにしても、皆様に見て頂ける状態になりましたし、音楽を作るにしても何にしても自分一人の表現じゃなく、
 いろいろな方に届けられる状態になったのが、24才の時だったんで、これを記念して描いたんですよ。」
真っ赤なバックに浮かび上がる2と4はどういう気持ちが込められているのか?
そこをね、もう一押し聞いて欲しかったんですけど、
「今日はこの『2と4』以外にもたくさんの絵をお持ちいただいたんですよ。」
とさらりと流してしまいました。
オダギリ氏も自分で持ってきたくせに「へぇ〜!」じゃないです。


ズラリと張られた絵の中に、見たことのない「Haight-Ashbury」と題名の付いた絵があり、
パステルカラーが主体なのに街角で険しい表情をした男女4人が描かれてます。
これは何か相当深い意味があるに違いないと「Haight-Ashbury」を調べてみたら、
『1960年代にヒッピーのたまり場になったアメリカサンフランシスコの一画』だそうで。
・・・・・ずいぶん直接的。
「これが自分の中で好きっていうか、一番悩ませた作品なんですよ。」
と次ぎに紹介した絵は全体を熟した柿色に厚く塗り、ひっかいたような白場と更に厚く塗った色むらのような層が見え、
具体的な形は何もありません。
柿色・・・・・というより・・・・・乾いた血の色のような・・・。
『懊悩(おうのう)』という題名は「Oh!No!]と引っかけてあるんでしょうか?
「これグシャグシャになってるじゃないですか?この下に本当の絵が隠されてるんですよ。
 悩んでいた時期で、ある悩みを持ってその感情のままいろんなペンキを使ってグシャグシャにしちゃったしちゃったんですよ。
 本当の絵の意味はこの下にあるという・・・。」
柔らかい物腰とにこやかな表情で解説するオダギリ氏。
女性アナが「見たいですねえ」と言っても、おそらく誰にも永遠に明かされることはないのでしょう。
皮を剥がして血と膿が滲んだようなこの絵のように、それをかき分けて奥へ進めば本当のオダギリ氏が見えるんでしょうか。
いろんな役柄を見るにつけ、何とも言えない締め付けられるような気分になるのは、
オダギリ氏が役を演じるたびに血を滲ませつつ自分を切り開いて見せているからかもしれませんねえ。
・・・・いや、まああの絵でこんな事まで考えちゃう自分に呆れながら、
単に思いこみの激しいファンだからだなと画面の中の穏やかな表情を眺めるのであります。


「絵を描かれるということで、質問が届いてるんですが・・・。」
「ああ、そうですか!」と姿勢を正すオダギリ氏。
「『私はオダギリさんの描かれる絵が大好きです。あのような絵を描かれるオダギリさんはどんな夢をご覧になるのでしょうか?』
多分「絵」について聞かれるとばかり思っていたオダギリ氏はちょっと意外そうに
「寝たときですか?」
と、とぼけた顔でとぼけた質問をしつつ
「あの〜そうですね、ぼく昔夢日記とか付けてた事があるんですけど、その時に一番面白かったのは
 ジャッキー・チェンの映画にボクが参加しまして香港の町をワイヤー1本でシューっと(ワイヤーにぶら下がる素振り)
 駆け抜ける・・・・・」駆けてませんって。
「・・・そういう夢を見たという。1つ目に書いてありました。」
『面白い』ってそういう事ですか!!
もっとなんか裏の意味のある夢だとか思うじゃないですか、哲学好きだって言うし。深いんだか浅いんだか・・・。
「俳優業への憧れみたいなのが実は深層心理にあったのかもしれませんね。」
と生真面目な分析をする男性アナに
「どうなんでしょうかねえ〜。ま、ワイヤーでシューっと行きたかっただけなんでしょう。」
とやっぱり深いんだか浅いんだか分からないオダギリ氏。
「それにしてもどこから(絵)のイメージがくるんでしょう?」
「2パターンあるんですよ。最初から頭の中に持ってるイメージを形にするパターンと、
 描いてるうちにドンドンドンドン広がっていくパターンと。」
上記の『懊悩』のような絵はまさしく描いてるうちに広がっていったパターンだというオダギリ氏。
オダギリ氏にとって絵は自分を表現する物であると同時に自分を記録する日記であったり、
描くという作業でストレスを発散する手段でもあるのでしょう。
次は「音楽」について。
おそらく次で終わると思います!つづく!!