oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

金曜ナイトドラマは氷のような主任の心をも溶かすといっても過言ではないのだ!

うちの会社は「カワイ」が多い。社員の半分が「カワイ」だと思ってもいい。
というのは家族経営の会社組織で、
いわゆる「カワイ家のカワイ家によるカワイ家のための会社」だからなのだ。
そのため外部から「カワイさんいらっしゃいますか?」と電話が入ると、
どのカワイに用事なのか聞き直さなければならず、面倒くさいことこの上ない。
いっそのことよく電話の掛かる部長(専務の弟)のカワイを偽名にしようということになった。
(どんな会社だ)


「霧山修一朗にしましょうよ!」
と私が提案すると時効ポリス(今日フルでキーワード入れるとすごいことになりそうなので)を毎回観ている専務が
本人抜きであっさりOKを出したのだ。
「今日からお前は霧山修一朗になったから。」
と言われて「いいよ。」という部長も部長だが。
そうと決まったあと早速部長に電話がかかり手薄な事務の変わりに私が電話を取った。
「きっ、きっ、きっ霧山さん、3番にお電話です。」
言いづらいのなんの!!
だまって向こうで聞いていた主任が
「やっぱり霧山は止めようよ。格好良すぎる。」とボソリ。
なんですとーーー!!主任!自分が言ってる意味分かってますかーー!!!??
「霧山」=「格好良すぎる」=「オダギリ氏はカッコイイ」という三段論法ですぞ!
しかし主任は私が秘かに感激したほど深く考えて言ったつもりはないらしく、
半日も経つと誰もカワイ部長を「霧山」と呼ぶ人はいなくなったのである。