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「小次郎つばめ返し」

[新選組!]第49回「さらば愛しき友よ」その2

娘は「見たくない見たくない」と最初からお念仏のように唱えながらも
テレビから目を離すこともできず、おかしな体勢で盗み見るように見ていました。
時々体が強張るのが分かります。そんなにいやなら観なけりゃいいのに。
でもまあ気分は分かる。

永倉さんの「俺だけだ(悪く言っていいのは)」
斎藤さんの「会津藩御預かり新選組三番組長!」
原田さんの「あっぱれなり!尽忠報国の士!」
勝さんの「どう死んだかじゃなくどう生きたかだ」
今まで観てきたからこそ胸にせまるセリフっていうのが多いですね。
印象的なシーンも多い。
捨助を見たこともない奴だと突っぱねる近藤さん、
「知りませんな」
この「知りませんな」が香取さんが芝居をしているというより
まさに近藤さんが捨助を助けるために必死でシラを切っているように思えたんですよ。
為次郎さんのところでポロポロと涙を流す土方さん
「・・・・・・・・」素で泣いてたでしょう?
誰もいなくなった部屋で自分の吐いた血の海からアリを助けてやる沖田さん。
自分の体を引きずりながら布団までやっと辿りついたんでしょうか。
目の前で親しい人が死んで、大量の血を吐き、たった1人になって本当はもう蒲団なんか
どうだっていいじゃないですか。庭先でそのまま転がっていても・・・。
それが律儀に蒲団に入って自分で掛け布団を掛け、横たわっているんです。
なんかそれがあり得るなと。正に死に直面した人の行動に思えました。
(何故かは聞かないでください・・・・・自分でもよく分からないから・・・・)
血だらけで寝具に横たわっている壮絶で陰惨な画なんだけど
静かでただ静かで、現実なのか夢なのか分からない感じがガーンと(他に言い方はないのか!)
ホントにガーン・・・・・・ときたんですよ。
とにかく沖田さんの死を扱ったシーンでこれほどガーンときた映像は今までなかったです。


本当に終わるのか感想・・・・・続きはまた明日・・・・・。