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「小次郎つばめ返し」

今日で「ふた七日」というらしい

父が亡くなって七日ごとに家でお経をあげるだが今日で2回目。
お経をたどたどしくあげながら、昔聞いた母の話を思い出していた。
母は高校生の時に吊り橋から川へ落ちたことがあり、血だらけで家へ帰り着いたそうだ。
それ以来、母はある時期の記憶を無くしてしまい、
どうしても思い出せない期間があるらしい。
卒業後は大阪へ就職してほどなくUターンして帰ってきたわけだが、
21才で父と結婚して数年後、母の実家に旧姓で母宛の封書が届いたそうだ。
内容は
『ようやく念願叶って新聞記者になれたので結婚しよう』というもの。
その差出人がどうしても思い出せない。
『ありがたいお話しですが嫁いでおりますので』とお断りしたそうだ。
子供だった私は
「その人と結婚したら私のお父ちゃんは新聞記者だったのに」と言った覚えがある。
もちろん、母がその人と結婚していたら私はいませんでしたが。
おそらく父には内緒のお話。