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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 八重の桜 第10回 『池田屋事件』

会津目線の池田屋事件が新鮮すぎて衝撃でございます。
いままで「なぜ会津は早く応援を寄越さんのだぁー!」と吠えていたのに、
会津色に染まりつつあるワタクシは「ごるらぁ!大局が見えず余計な事を!」
とワンコ斎藤がいない新選組に悪態をついてしまうのであります。
事後、報償を与えられ、働きが認められたと喜んでいた新選組の雇い主が、
実は彼らの働きによって窮地に立たされていたとする今回の話は、
衝撃を通り越してショックでありました。
この時、彼ら新選組はどうだっただろうかと、
ついつい2004年の新選組!と見比べたくなる気持ちが良ーぐわかんべ。


新選組隊服の浅黄。
今回はイメージにある浅黄より色味が薄く、少し黄みがかった水色でありました。
製紙会社や紙の種類によって微妙に違うのですが、
一般的によく使われる色上質の浅黄色に近い感じです。
実際「日本の伝統色」で調べると「C:100% M:7% Y:0% K:31%」。
こりゃもう真っ青に近い色で、この通りであれば当時相当浮いていたと思われます。
今回の薄い浅黄は血の色が生々しく、血の臭いが漂ってきそうでした。


◎組!では久坂だった池内博之会津藩梶原平馬
◎組!で捨助だった中村獅童会津藩佐川官兵衛
◎組!で斎藤一だったオダギリジョー新島襄
今まで「同じキャストでないとややこしい」と言ってる人(=キバコさん)って何なの?
幕末物はドラマや映画が多いんだから、その度役者が変わるのは当たり前じゃないの!
などと悪態をついておりましたが、新選組にズームアップされてくると、
あれ?そこに斎藤、あそこにも斎藤・・・?いや違った七五三太、みたいな電波の混線。
呟き処で新島襄先生船出のキャプチャをあげている方がいらっしゃいますが、
静止画像で見るとちょい眉尻アゲのメイクと無精ヒゲが、捨てワンコ当時の斎藤さんまんまだから余計に。
呟き処では、大勢の方が脳の自動変換に苦しんでいらっしゃいました。
この謎を脳科学者の方にぜひ解明して頂きたいと思います。(調べるまでもない)
にしても、どんな服でも自分のモノにしてしまうオダギリ氏に
似合わないファッションがあるのを初めて見ました。


「さらば日本。窮屈な私の国」
この言葉がこれほど当たり前に自然と出る人が他にいましょうや。(否)
笛の音が空気が震わせるように、琴の弦が響くように。