oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

web拍手メッセージへの返信です

ローンを返す、という超個人的で珍しくもない話題に(2年以上放置は珍しいか)
たくさんの反応を頂き、驚いております。

>労いのお言葉、ありがとうございます。
 まさかねえ、こんな事になるとは思ってもいませんでした。
 何でもない事がドンドン転がってトンデモナイ所に着地、
 …というのはどういう訳か我が家にありがちで、
 何だか銀行さんだけのせいではないような気がしてきました。
 もはや小次郎家に関わってしまった営業さんに申し訳無い!という心境です。

ローン返済への道のり 最終回「全然伝わってねえ!」

拙宅の最後の更新から気づけば3ヶ月!
月日の経つのはまことに早いものです。
ワタクシのローンとの闘いの2年も
銀行さんの中では「え?気づいたら2年?」な状態だったんでしょう。(イヤミです)

その後、お達しの通り4月末には引き落とし完了。
通帳の数字が、ようやく普通預金らしくなったのであります。
この2年間にかかった40万円以上の利子、戸籍謄本などの書類代、
書類の書き換えに有利だからと勧められて行った登記の書き換え料など、
意味無かったじゃん!と引っかかる事はあるものの、
30年ローンが20年で終了したのだから、
結果、まあ良かった…のかも…しれない…(煮え切らない)
しかし、これほど長引いた原因の「担保に認知症の義母名義が含まれている」問題、
この2年の間に、当の義母は亡くなってしまいましたよ。

さようなら!我が家のメインバンクでもあり、
地元に愛され絶大な信頼を得ていた銀行さん!
私の子どもの頃から今まで、長い付き合いでした。
典型的日本人のワタクシは、笑顔で「お世話になりました」と言いつつ、
徐々に引き落とし先を変更して、静かにアナタから離れていくでしょう。
目の前で粗品のラップや台所スポンジを抱えた担当さんも
この2年間、ワタクシを町で見かける度に、
「長い間ご迷惑をお掛けしている」と心苦しさを感じたことでしょう。

そうそう小次郎さん!と担当さん。
デビットカードってご存じですか?」
と新たなパンフレットを差し出してくる手元を見つつ、
営業さんって、ほんまスゲーな!!!!!
と笑いが湧き出てくるのありました。

【ローン返済への道のり まとめ】
序章1
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/20141021/1413846313
序章2
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/20141215/1418598909
ローン返済への道のり 1「しかしその電話からすでに5日目」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/20141222/1419257591
ローン返済への道のり 2「なぜこの説明を10月にしてくださらんかった」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/20150116/1421363877
ローン返済への道のり 3「突然の死ジェネレータ」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/20150604/1433416669
ローン返済への道のり 4「だから返されてくれい」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/2015/07/29/080902
2014年も暮れようとしております、と書いて早一年
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/2015/12/31/020753
ローン返済への道のり 5「難関!登頂アタック!」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/2016/04/02/082140
ローン返済への道のり 6「聖なる泉枯れ果てる寸前」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/2016/05/20/072853
ローン返済への道のり 7「やっぱ放っといたんかい!」
http://usagitokeme.hatenablog.com/entry/2016/05/20/073259

web拍手御礼を更新しました

 web拍手御礼にムジカ・ピッコリーノのドクトルジョーが置いてあります。
背景の空はフリーサイトからお借りしています。(ありがとうございます)
いや〜飛行船のデザイン、懲りすぎでしょう!
しかも詳しい画像が無くて、トレースしたにも関わらず
細部がほぼうやむやです。
ツイッターにも流しておりますが、ここが一番サイズが大きいかな。
(リンク先のイラストをクリックすると大サイズになります)
(そのかわり粗もよく見えます)
ツイッターには無い背景違いも置いてありますので宜しければどうぞ。

web拍手メッセージへの返信です

サイドバーのメールフォームからのメッセージは、
アドレスの記載があった場合、直接ご返信を差し上げています。

>お声かけありがとうございます。
 続けざまになんだか申し訳無いなと思いつつ、
 日々の記録を残す場所でもあるので書きとめておかねばと。
 ここへ訪問下さっているのは、人生経験の長い方が多いので、
 みなさん、人ごととは思えずショックを受けられるようです。
 絶対避けられない事なのに、忘れがち(無意識に避けるというか)ですよね。
 普段の時間の大切さを思いだし、覚悟しながら過ごさないといかんかなと思います。
 末っ子は大好きなアイドルグループの画像を見ると
 笑顔がこぼれていました。

七夕の朝

たまたま単身赴任の弟がうちのばあさまの葬儀に出席するため自宅に戻っていて、
たまたま弟の中学生の二女が日曜日で家に居て、
たまたま嫁に行ったばかりの弟の長女夫婦が実家に来ていて、
たまたま仕事を終えた弟の長男が自宅にいて、
いつもは弟の嫁さんが1人でいる時間帯に家族が集まり、
久しぶりにワイワイと賑やかに食事をしたりお喋りした夕方、
突然義妹は倒れ、一度も目を開ける事なく七夕の日に旅立ちました。

弟家族はこうしていれば良かった、こうしなければ良かったと
それぞれに自分を責めるけど、
倒れたその日、家族全員の時間を過ごせた。
良かった事を拾い集めたい、義妹のために。

火入れの瞬間まで泣きじゃくっていた弟の子どもたちも
お骨あげの時に、弟が義妹の歯をポロッと落として、
アレ!?と素っ頓狂な声を挙げた時に笑いがおきました。
どんなに悲しくても人間は笑えるし、
家族が笑えた事で、旅立った義妹も安心した事でしょう。

「日々の生活」の頼りなさ。
瞬間瞬間が大切な人に見せる最後の顔になるかもしれないと心に留め、
できるだけ笑顔で過ごさなければ。
その時に自分が後悔しないように、家族に後悔させないように。

web拍手メッセージへの返信です

>なんという偶然。ご愁傷様でした。
 わざわざお声かけありがとうございます。
 こちらも緩やかに下降気味ではありましたが、
 こんなに急に息を引き取るとは思いませんでした。
 本人はもう居ないのに、前日に持ち帰った着替えの洗濯物があって、
 何だか現実じゃないような妙な気持ちになります。
 お互い、意識して身体と頭を休ませるようにしましょうね。

寿命はなぜ「寿」と書くんだろう

弔問に来られた方々はみな口々に
「頭が良くてやり手で綺麗な人だった」と言うのであります。
私が初めて会ったときの義母は
右半身を引きながら杖をついていて、すでに70才前のおばあちゃん。
私の知っている義母との違いに戸惑うのでありました。

義母が脳梗塞で倒れたのが52才。
全盲の義父、まだ学生の1人息子を抱え、バリバリ働いていた頃で、
どんなに心細かっただろうと想像してみる、
村で初めて車の免許を取り、詩吟や書道、舞踊を嗜んだという義母が
その楽しみのほとんどを失った暗闇を想像してみる、
幼い頃に両親を亡くした一人っ子の義母が歩んできた人生を想像してみる、
でも思い出す義母の顔に陰りや苦労のあとは全く無いのであります。

義母が右半身の自由を失って40年。
しかし義母を知る人たちの中では今なお、強烈に焼き付けられているようです。
年を取る毎に褪せるどころか色鮮やかになる人生もあるんだと
亡くなってからも義母に驚かされるのでありました。